2022上半期
上半期に見た映画についてのメモです。劇場で見たものサブスクで見たもの全て含みます。見た順。今年公開とは限りません。
17歳の瞳に映る世界
プロミシング・ヤング・ウーマンとの二本立てで見た。アメリカでの中絶について描いている。おすすめです。彼女らを取り巻く環境を丁寧に描いているけど、あまりに直接的でしんどすぎるものは避けられていると思う。他の人も言ってるけど劇中でのオータムの歌唱がとてもいいです。
Coda
一緒に見に行った人が泣いていて、人目を憚りつつも映画を見て泣く人と友達になれたの初めてだな〜と思った記憶。一番好きなのはお父さんです。
パラサイト
見てて痛い
ユンヒへ
中年の女女映画を待ってた。もっと出してください。
GIRLHOOD
最高だった。大きいスクリーンと爆音で見たい。
シアマ監督の作品に裏切られたことない。
クルエラ
私から見ると血縁を否定する物語にしか見えなかった。
途中でニーナシモン流れるし好き。
HOME STAY
道枝くんは小林真ではないと思います。
春原さんのうた
喪失に向き合う人を描いた映画。何の事前情報も入れずに見に行くと意味わからなかったし、あらすじを読んだ上で見ても意味わからないかもしれない。意味わからないなりに自分が今まで通ってきた道について振り返ってしまう映画だった。大切な人を失った経験を持つ人はぜひ見てほしい。手に入りそうであればパンフレットを購入するのがおすすめ。
この世界のさらにいくつもの片隅に
「この世界の片隅に」が好きで何度も見ていた。こちらも好き。
プロモーション動画の段階で「さらにいくつもの」にあたる内容をもう少しはっきりさせてほしかった。わかっていればもっと早く見ていました。
私ときどきレッサーパンダ
こういう女の子が主人公になれる映画に出会ってこなかった気がする。
自分が置かれている環境と向き合おうとするプリンセスじゃない女の子を描いた映画もっと早く欲しかった! この映画好きになった子たちにとって(私にとっても)製作陣がロールモデルになりそうなのもすごくいい。
リメンバー・ミー
これも血縁について描いた映画だと感じた記憶はあるけど、あまり強い印象はない。
骸骨がかわいい。
わたしを離さないで
プロミシング・ヤング・ウーマンでキャリー・マリガンに惚れ込んだので見始めた映画。原作以上でも以下でもなかった気がする。
ヘイト・ユー・ギブ
つらい。アフリカ系アメリカ人が置かれている状況についての映画。人が死にます。注意。
フレンチディスパッチ
掴めない映画だった。周りが絶賛していたので配信で見たが置いていかれた。
エターナルズ
HERで知り合った人に猛烈におすすめされて見たけどあのプレゼン8割嘘だった。
セナとセルシかっこよかったです。あの人元気かな。
ザ・プロム(Netflix版)
クィア当事者からするとつらいシーンもそこそこあるかも。
ウエストサイドストーリー
微妙でした。
キースヘリング street art boy
キースヘリングが好きで見た。
当時のニューヨークやクィアコミュニティの雰囲気が伝わってくる。
イン・ザ・ハイツ
ウスナビの名前の由来だけを強烈に覚えている。
ファッションデザインもうちょっと凝ってほしかった。
インザハイツよりもtick,tick……BOOM!の方が好き。
ゴーストバスターズ(2016年版)
ケイト・マッキノンがとてもいい。大好き。見てください。
ステレオタイプど真ん中なヘテロらしい描かれ方とか、バスターズ内での黒人女性の地位が低い等問題はある気がするけど、メカいじる女超かっこいいです。続編待ってます!
ニーナ・シモン 魂の歌
ニーナシモンが本当にかっこいい。
黒人として、また女性としての生きづらさも掬われていたように思う。
怒りを力に ACT UPの歴史
予告編ないタイプの映画だったのに10分弱遅刻したのが心残り。
めっちゃ好きだった。チャンスがあればもう一回見たい。
パリ、夜は眠らない。
とってもよかった。こちらもチャンスがあればもう一回見たい映画。
君の名前で僕を呼んで
ティモシーシャラメで戦った映画って感じもする。苦手なシーンもあった。
ゲイとしてのしんどさみたいな何かが全体を通して細やかに描かれていて素敵でした。全体を通してシャラメが生きているのか腐っているのか不思議だった。
「儚さ」を閉じ込めたことだけを武器にするクィア映画少しずつ苦手になりつつあるかも。もちろんホモフォビアの内面化も描かれています。内面化苦手な当事者は注意かも。
SEX AND THE CITY
私のことは包摂してくれなさそうなフェミニズムって感じ。
マティアス&マキシム
君の名前で僕を呼んでがかなりよかったから見た。こっちはつらかった。
逆に言うとドラン監督の「わたしはロランス」「マティアス&マキシム」が見られなかった人も「君の名前で僕を呼んで」は見られるかもしれない。
お嬢さん
韓国映画。いろんな意見があるとは思うけど、わたしはレズビアンの性的消費から逃れられなかったと感じました。よかったら体力と精神的余裕のある時に見てみてください。作品の中で精神的暴力・身体的暴力が描かれているのであまりお勧めはしませんが、告発は今の所受けていないし、比較的クリーンに製作されたと聞いているので今のところMeTooの観点からは安心かと思います。朝鮮でステレオタイプ化され性的消費される日本女性の姿も描かれています。日本語での会話には字幕がついていないので、聞き取りにくく置いていかれそうになるところもあるかもしれません。
マイ・ビューティフル・デイズ
僕の名前で君を呼んでよりはこちらの方が見ていて楽だった。
マイ・プレシャス・リスト
コメディ調だけど私はあんまり踏まれなかった。主演の俳優さんすごく好き。
ハピチャ
痛いです。イスラム圏の若い女性が自立しよう、夢を実現しようとする物語です。
少なくともポジティブ100ではない。つらいシーンたくさんあります。
存在のない子供たち
時間軸後半の出来事がフィクション感強くて違和感があったけど、
こういう映画でも見ない限り私が触れない世界線の物語だと思う。
時の面影
プロミシング・ヤング・ウーマンでキャリー・マリガンに惚れ込んでしまって見た映画その2。研究結果を自分の名前で残せるかについて描こうとした映画だと思うけど、複数の女の生き様も描かれていてよかった。
ハート・ショット
痺れた。短編で30分くらいだから見やすいと思う。
こういうクィア映画待ってました。続編希望です!
先に愛した人
同性愛に対する主人公母親の言葉がつらいけど、台湾は同性婚法制化されてるし……の気持ちでなんとなく許せてしまう。制作中に違憲判決が出たもののまだ法制化までは実現していないタイミングでの公開だったようです。
ダンサー・イン・ザ・ダーク
ビョークがひたすらいじめられる薄気味悪い映画っていう評を事前に見ていたためか、言うほどだったなというのが1番の感想。この映画好きな人はどのあたりが好きポイントなんだろうって思った。よかったら教えてください。
犬王
よかった〜。クィアっぽい匂いを感じます。
事前にあらすじとか記事を読んで行った方がいいかも。
C'MON C'MON
よかった〜〜〜!
母親の描かれ方にう〜ん?って思うところもあったけど、ジェシーがとにかくいい。
これもぜひ見てほしいです。
さらば、我が愛 覇王別姫
いろんな政治思想の人を敵に回す映画でびっくりした。レスリー・チャンがすごくいいです。対立だけとは限らず、時たまさら〜っと連帯が描かれるところ好きだった。
身体的にも精神的にも痛い映画なので苦手な方はお気をつけて。性暴力身体的暴力精神的暴力虐待児童労働てんこ盛りだと思います。
夜は短し歩けよ乙女
苦手だった。乙女が都合のいい女の像だった。
こんなにも君が好きで goodbye mother
男男のクィア映画がしんどくなりがちなのはゲイのこと苦手に思ってるからなのかな〜って思ってたけど多分ゲイが向けられてつらい言い回しの中で表現される「女・嫁・妻」って言葉に人格が伴ってないために”産む機械”的なの意味合いが強調されているように感じるからだと思う。「産む機能を持った女であれば誰でもいい」ってメッセージだと深読みしてしまう。
封建的な社会の中で2人が描かれているしクィア映画以外の側面もある気はするけど、そこまでは消化できていません。
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